こんにちは!えいじです。
先日、屋久島に行ったとき、観光名所として有名な白谷雲水峡にいってきましたよー!
GWだということと、パシフィックビーナスという豪華客船が来航していたということもあり、めちゃくちゃ混雑してました。
こういうところは静かに歩きたいって思ってたんで、「最悪〜混むんじゃねーよ」なんて思ってたんですが、白谷雲水峡の奥に行くにつれて、だんだんとテンションが上がってきて、帰る頃には「今度はどのルート行こうかな」なんてことを考えるくらいに最高な場所でした。
白谷雲水峡は宮之浦川支流白谷川の渓谷のことを指しています。そのため、入り口近くに川が流れていたり、上に登って行くと川を横断するルートも現れたりと、川を多く目にします。
ちなみに、川を横断する場所は、雨が多く降った時は、川の水が増水し渡れなくなってしまうこともあるそう…
その場合はびしょびしょになりながら無理やり川を渡るか、もしくは川の水が収まるまでまつらしいですよ。
以外にアドベンチャー感満載です!
さて、そんな白谷雲水峡ですが、3つの散策コースが用意されています。
1番気軽に歩けるルートは片道1時間で向かうことができるとルートMAPに書かれていることから、スニーカーなどの軽装備できている方も多いのですが、先ほど書いたように、天候が急変し川の水が増水してしまうこともあれば、歩く道も結構な悪路です。
ハイキングと思わず、登山だと思って道具を準備するようにしましょうね!
白谷雲水峡に行くと、ごく普通にそこにある景色に驚かされます。
これは2代杉と言い、昔切られた屋久杉の切り株の上に、種が落ち、その種が発芽して育った木なんです。
今回はこの杉の木がこの場所を勝ち取りましたが、切り株の上には色々な種が落ちるので、その中で1番生きる力が強かった種が成長して行くんだそうですよ。
2代杉と呼ばれるこの木は、白谷雲水峡だと何度も目にすることができますし、なんなら3代杉なんていう木もあります。
昔生きていた木を土台として、その上に新しい命が宿るなんてこと、ここ屋久島でしか見ることができない素敵な景色ですよね。
それだけじゃないんです。
木が必死に生きようとしている様子も見ることができます。
この木は2つの木が交わっているだけで、一見変哲がないんですが、実は大きな大木を細い木が絞め殺そうとしているんです。
木って表面ギリギリのところに養分を運ぶ役割を持っているので、細い木が太い木の周りを一周すると、首を絞められたような状態になり養分を運ぶことができずに死んでしまうんです。
もちろん、太い木もただやられているだけじゃなくて、実は下の方では締め返しているので、お互いに戦っているんですね〜。
こいつみたいに倒れそうになった木だって、自分で腕を出して踏ん張っていたり、根を張って耐えている。
何年かけてこんな風に成長したのかはわからないけど、森が少しずつ成長していることを感じることができる不思議な場所でした。