前編でも話したように、白谷雲水峡は植物たちの連鎖や森の成長を見ることができる場所です。
誰しもが感銘を受ける場所ですが、そこで1番何かを感じ取ったのは宮崎駿さんだったんではないでしょうか。
有名な話ですが、白谷雲水峡にはスタジオジブリの方々が何度もロケハンに訪れ、その景色の一部をモチーフにジブリの名作「もののけ姫」を作ったと言われています。
そのため、もののけ姫の中には、白谷雲水峡で目にするような景色が登場するのですが、そんな中でもぼくがオススメしたい場所が太鼓岩と呼ばれるこの場所です。
アシタカが岩の上に立って景色を眺めるシーンがあるんですが、その場面にそっくりなんです。
ジブリ好きの方には、是非同じ場所に立って、ジブリの一コマに入ったかのように楽しんでもらいたいんですが、ここは本当に眺めが良くて、ジブリのことなんかは忘れちゃって、なにもしないでぼーっと1時間くらいはいれちゃう場所なんです。
GWなどの大型連休中は基本的には人がごった返している場所らしいですが、ぼくらが行った時には奇跡的に数組しか観光客がいなかったので、普段はできないこんなことをしてみました。笑
ジャンプして人にぶつかったら危ないですからね。
人が多い時には絶対にできないことです。
ちなみにこの太鼓岩、頑張って詰め込めば人が30人くらい乗ることができるめちゃくちゃ大きな石なんですけど、標高1050mの山頂にあるんです。
山の上にこんだけでかい岩があることに驚きじゃないですか!?
屋久島では普通だと考えられないようなことでも、景色の中に普通に溶け込んでいるので、それにびっくりしてしまいました。
こういうところに感銘を受けて、ジブリの作品にも登場させたいって思ったんでしょうね。
白谷雲水峡は、軽い山登りをする感じなので、下山してきたときには結構足に負担をかけています。
運動している人でも、入り口に降りてきたら足の疲れを感じることでしょう。
そんな時にやってもらいたいのが川で足を冷やすこと!
ここの川めちゃくちゃ冷たいんだけど、我慢して足をつけておくことで疲れが吹っ飛びますよ!
体中の疲れを取りたいなら全身浸かっちゃってください。笑
白谷雲水峡最高でした。感動しました…
森が生きているって感じたことや、ジブリの一コマに入れたような気になれたこと、苔がめちゃくちゃきれいだったこと、色々なことがすごく良い思い出になりました。
中でも一番思い出に残ったことは、川の水が飲めるということでした。
「ジブリの世界に入れたことじゃないんかい!」ってツッコミ入りそうですが、普通に流れている川の水を飲むっていうのは、感染症とかにかかる可能性があり通常なら考えられないことなので、普通に川の水が飲めるって、自然が豊かな証拠なんだなと改めて感動しました。
もちろん、ある程度山の中に入らないとダメですが、キリッと冷えててうまい水でした。
屋久島では普通に行えていることって、普段都会で生活しているぼくらにとっては驚くことばっかり。
もしかしたら屋久島って、自分の人生観を変えてくれる場所なのかもしれませんね。