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ピストバイクとキャンプのブログ

伊豆大島の坂は想像以上にすごかった。ナメるな!危険。〜伊豆大島自転車旅行記〜

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どーもこんにちは!えいじです。
前回は、竹芝桟橋から出発、フェリー内の様子についてを記事にしました。

今日は伊豆大島へ到着からキャンプ場までの道のりについて記事にして行きます!

朝4:30頃に到着まであと少しの放送がかかる

知らない間に寝てしまってやく4時間半後に船内に放送が流れます。
「おはようございます。あと30分後に伊豆大島岡田港に到着します。降りる準備をしてください」

この放送で目が覚めたぼく。
昨日気まづい感じになってしまった親子連れはまだ寝ていました。
どうやら、まだこの先の島へ向かうようです。

東京湾の中はあまり揺れていなかったのですが、湾の外に出た瞬間にもしかしたら結構揺れていたのかもしれません。
ちょっと船酔い気味で気持ち悪かった…
酔いを覚ますためにも、甲板に出てみます。

さるびあ丸

まだあまり明るくはありませんが、うっすらと島が見え、「あぁ、伊豆大島に着くんだな」ということを実感できます。

ちなみに、伊豆大島は船がつける港が2つあります。
その日の風向きや並みの荒れ具合によって立ち寄る港が変わるんだそうです。

地元のおじさんに聞いた話だと、夏の間は、南風が強い日が多いから、北側にある岡田港に留まることが多く、逆に冬になると元町港に着くことが多いんだそう。

自転車を自分で持って行く人は良いんですが、レンタサイクルとかレンタカーを借りる場合は元町港にそういう設備が一式揃っているので、元町港に行く必要があります。
バスが出てるらしいんですが、船が到着してすぐ出発しちゃうそうなので、注意が必要です。

岡田港から伊豆大島サイクリングの旅開始

さるびあ丸

早速出口に向かおうかと思ったら、伊豆大島で降りる人が結構多く、降り口の前は大混雑。
自転車とか大きい荷物を持った人は、一番最後に降りた方が自分のためにも、周りのためにも良いかもしれませんね…!

ぼくはぱぱっと、外へ出たので船の近くで自転車が運ばれてくるまで待機です。
ずらずらーっと人が降りてきますし、デッキから人がこちらを見ています。

さるびあ丸

なんかお別れをするのかと思ったら、ただ単に甲板で寝てた人が、目覚めて見ているだけみたいでした。笑
全員降り終わって、そろそろ預けていた自転車をもらえるのかと思いきや、なんの声がけもない!!

さるびあ丸

なぜなら、柵のところにポーンと放置してあるだけだから。笑
これ、竹芝桟橋でもらった引換券必要ないじゃんと思いつつ、荷物を受け取ります。

さるびあ丸

さるびあ丸

周りに誰もいなくなりましたが、パニアバックを取り付け、船が遠く離れて行くまでをぼーっと眺めます。
絵になりますねぇ。

さて出発!坂、坂、坂!

伊豆大島

ちなみに、本当は元町港について温泉に入ってからキャンプ場に向かおうと思っていたので、早速予定が狂ってしまいましたが、とりあえず最終目的地であるキャンプ場まで向かうことにします。

漁港から出発して早々出鼻をくじかれます。
そう、いきなりの激坂です。

ピスト&荷物を積みまくっている自転車では到底登ることはできないので、もちろん押していきます。笑

もともと、伊豆大島は坂が多いところと聞いていたので、こんなのは想定内。
少し登ると案の定坂はなくなり、自転車に乗れるようになりました!

伊豆大島に来てから、はじめてのしっかりとしたサイクリング。
このままぱっぱとキャンプ場まで行っちゃうぜと思った矢先、第2波の坂道がやってきました。

伊豆大島

いや、これが長いのなんのって…
こんな感じの坂道を自転車を押してひたすら歩き続けます。
本当になんもない森の道をひたすら歩いていきます。

途中、大島公園動物園があったのですが、建物はそれで最後。
そのあとは本当に何もなくひたすら歩いていきます。
飲み物もなく、コンビニもなく水分がなくなっちゃうので取りすぎないようにちびちび飲みながら歩いていきます。
ちなみに、すれ違った人でいうと、同じフェリーに乗っていたサイクリストの方(その人も自転車押してました。笑)と猿と猫とリスのみです。
このままキャンプ場まで行けるのか本当に不安になる道のりでした…笑

やっとの思いで下り坂へ!

伊豆大島

自転車を押し始めて1時間半程度だった時、ようやく下り坂に突入します。
正直、こんなに自転車を押しっぱなしの経験がないため、かなり疲れました。笑
下り坂に突入すると、火山が噴火した時の避難用の土管?のようなものが見え、やっと伊豆大島にきた実感が湧きました。笑

伊豆大島

ただ、そんな気分になれたのもつかの間、雲の中にいるかのような視界の悪さに襲われ、車が来てはねられたらどうしようという不安にかられます。
もう、楽しかったり不安だったりすごく忙しい思いをしながら坂を下ります。

最低最悪のアクシデントが…

視界の悪さも無くなってきたのもつかの間、今度は坂がかなり急で長いことが気になり始めます。
パニアバックがついているため、スキットはできないので、足でバックを踏みつつ軽くブレーキをかけます。
前輪はフルカーボンホイールだったので、あんまブレーキかけすぎると良くないと思っていたため軽くかけていたのですが、あまりの下り坂にガッツリとブレーキをかけることを決意。
これが間違った選択になるとは…

強く握った瞬間、「パァァァン」というパンクの時によく聞いたことがある音が聞こえ前輪の空気が抜けていきます。

パンクということはわかったんですが、パンクしそうなものもないし、理解できないまま自転車を止めてどういうことなのか様子を伺います。

伊豆大島

よく見ると、カーボンホイールのブレーキシューが当たるリム部分が見事に変形していました…

おそらく、軽いブレーキをずっとかけていたことで、リム部分が熱を持ってしまい、ガッツリかけた時に、変形してしまったようです。

こうなってしまうと直す手段もなくどうしようもありません。
仕方がなく、歩いてキャンプ場へ向かうことに。

しかし、キャンプ場まではあと6キロ弱あります…
普段6キロくらいは余裕で歩けるんですが、すでにかなりの距離を歩いていることと、飲み物や食べ物が無い状態で歩けるのかとても不安でした…

きついけど、やっぱり楽しい伊豆大島

重い荷物をくくりつけた自転車は押しづらいし歩くのはめちゃくちゃしんどい。
しかし、せっかく伊豆大島に来たんだから楽しまなきゃということで、ところどころ写真をとりつつ歩きます。

伊豆大島

まずは、筆のように見える岩がある筆島の展望台。
曇ってはいましたが、水の青さや周りに何もなく、島なんだなと改めて実感できる場所でした!
幸い朝が早いこともあり、誰もいなかったのもよかったですね。パンクしたチャリを片目に、静かに景色を眺めました。笑

伊豆大島

次はこちら、なんかの門があって草がボーボーのところ。
別になんかの観光名所では無いんですが、ただ単に家の周りだとこんなにボーボーなところないので、記念に写真を撮りました。
実のところ、ここを過ぎた頃にはお腹もペコペコで歩く気力がかなりなくなってきていたので、気を紛らわせるっていう意味もありました。笑

伊豆大島

ふらふら歩いていると、商店のようなものと人影が…!
第2の観光地「波浮港見晴台」です!
名前の通り崖の下にある港やその先の海まできれいに見える見晴らしの良い場所です!

伊豆大島

正直ぼくは、見晴らしよりも食べ物を近くの商店で買いたかったのですが、お客さんがめちゃくちゃいて混雑していたので、仕方がなく諦め歩きます…もう死にそう…

島で唯一の24h営業の店、メルシーに辿り着く

カフェメルシー

死にそうだったんですが、あてがなくふらふらと歩いていたわけではありません。
このまま歩き続けると、島で唯一24h営業のコンビニのような店メルシーが待っているとわかっていたので頑張って歩けたのです!

波浮港見晴台から坂を下った先に、事前に調べていた店構えが見えてきます。
cafeメルシーとどーんと書いてありますが、その下に小さく書いてあるように、自販機が集まった無人店舗です。

カフェメルシー

店内には飲み物、食べ物の自販機が並んでおり、机や電子レンジも置いてあるので、その場で買ったものを食べられます。
飲み物も一切なかったのですが、それよりも食べ物をということで、食べ物の自販機を見ます。

カフェメルシー

中はこんな感じで、いかにも手作り(レンチン用のやつかもしれないけどね)感溢れる食べ物類が収納されています。
本当はたくさん書いたかったのですが、小銭が全く無いことに気づき、仕方がなくフランクフルトとたこ焼きをチョイス!

カフェメルシー
カフェメルシー

味はご想像の通りだと思いますが、空腹で死にそうなぼくには本当に美味しく感じました。
ありがとうメルシー。
メルシーっていう名にふさわしいくらいありがとうと感謝の気持ちを伝え、キャンプ場まで向かいます。
ここからキャンプ場まではあと1.5キロ!
もう目と鼻の先です!

食料も補給できたので元気に歩き、ようやくトウシキキャンプ場に到着です!

ひとまず寝床を設営する

トウシキキャンプ場

島のキャンプ場って空いてるんだろうなってイメージだったんですが、このトウシキキャンプ場はお盆の時期にはめちゃくちゃ混んでいるっていう事前情報を仕入れていたぼくは、ビクビクしていたんですが、思ったよりもテント数も少なく、日光ガンガン当たっている場所ですが、テントを張ることができました!

ここをベースキャンプに2泊3日楽しんでいきます!

次回へ続く。

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