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未だに自転車の左側走行が根付かない理由とは【自転車の乗り方について考えるPart4】

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こんにちは!えいじです。
先日秋葉原にサイクリングに行った際に、車道を堂々と逆走していた方とすれ違いました。
ぼくは、逆走自転車が来た際は、相手の動きと後方から来る車の動きを確認し避けるようにしているんですが、避けるたびに毎回思うことがあるんです。

テレビやネットで特集されていたのに、なんで逆走をするんだろう

普通に考えると、車が前から来ているのに車道走るのって怖いと思うんです。
それなのに、何故逆走をするのか考えた時に、これが要因ではないかということを発見しました。

今日は、未だに自転車が左側を走行することが根付かないと考えられる理由をご紹介します。

中途半端な自転車専用レーンがあるから

ここ最近、走っている際によく見るようになってきた自転車レーンや自転車ナビライン。
この間、秋葉原まで走りに行った際も、今まではなかったところに自転車ナビラインが設置されていました。

このように自転車の走行を手助けしてくれるレーンなどが増えていってくれることは良いことなんですが、自転車の逆走を誘発しかねない自転車専用レーンを作っている地域がいくつかあります。
その中でも、ぼくが暮らしている地域で身近にあるのが、亀戸にある自転車専用レーンです。

亀戸の自転車専用レーンは車道のように真ん中にセンターラインが設置されています。
こんな細い自転車専用レーンですが、左右のレーンともに進行方向への矢印が引いてあることから、通常の道路と同じく左側を走る相互通行可能な自転車レーンのようです。
※写真には写っていませんが別の場所では確認ができました。

自転車レーンが設置されているから、一見、自転車の安全を考えているように見えるんですが、このような自転車専用レーンがあることで、車道と近い位置で逆走することができ、逆走することの恐怖感がなくなり、車道でも逆走を行うようになります。
また、自転車専用レーンは車道に極めて近いゾーンのため、車道の一部だという認識を持ちやすい構造になっており、車道でも逆走をしても良いという認識に陥ってしまうのです。

このような自転車専用レーンを増やしていくのではなく、左側走行のみを許可する自転車専用レーンを作って欲しいものです。

歩道走行時には車道側であればどちらの方向に走って良いから

自転車は基本的に歩道を走ることはできませんが、「”自転車通行可”の道路標識または”普通自転車通行指定部分”の道路標示があるとき」や、「運転者が13歳未満もしくは70歳以上、または身体に障害を負っている場合」、「安全のためやむを得ない場合」は歩道を走ることができます。

歩道を走る際は「歩行者優先で、車道寄りを徐行」するように決まっているんですが、なぜ、車道は左側しか走れないのに、歩道は車道寄りを徐行して走れば、左側でも右側でも好きな方を走れるのでしょうか?
ぼくは、これが自転車に乗っている人に左側通行が根付かない要因だと考えています。

というのも、ママチャリなど乗っている人は車道も歩道も走れればどちらでも良いという認識で走っていると考えています。
現に、歩道を走っていたにも関わらず、急に車道に出てきて走り出す人を多く見かけます。
もし右側の歩道を走行しながら車道に出たとしたら逆走になるんです。
この行為はよく目にしますが、本当に危険な行為です。

自転車専用レーンも歩道も根本的な原因は同じ

自転車専用レーンや歩道の走行についてお話しましたが、この2つの共通の問題点でもあり、車道の左側走行が根付かない最大の要因は、「普段、左右関係なしに走っているのに、車道だけは左側通行をする人なんてほとんどいない」と想定できるからです。

人は普段からやっていることが、日々の生活に出るんですが、自転車の左側走行が根付かない件もこれが大きな要因なのです。


このような問題を解決し、自転車に乗っている方やそれ以外の方々も気持ちよく自転車に乗れる環境を作れれば良いですね!


自転車の乗り方について考えるシリーズ

Part1:車道を走る自転車はどの信号を守れば良いの?
Part2:自転車に乗っている時にタバコを吸うな!
Part3:風が強いときに自転車に乗る際はルート設計に気をつけよう!
Part4:未だに自転車の左側走行が根付かない理由とは
Part5:車道走行中に車が間隔をあけて複数台止まってたらどうする?


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