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ピストバイクとキャンプのブログ

カーボンホイールはアルミリムでない限りブレーキをかけ続けてはいけない

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夢にまで見たフルカーボンのホイールを買った方は、「大事に使っていきたい」「できるだけ長く使いたい」という風に思うんではないでしょうか。

ぼくもその一人だったのですが、想定もしない事態が起こり、購入して1ヶ月ちょっとでカーボンホイールをぶち壊してしまうことがありました。

ぶち壊したときのことを、よく考えてみれば、「そうだな〜」って感じではあるのですが、知り合いのロード乗っている人も知らなかったことだったそうなので、今後ぼくのように悲しむ方が出ないようにフルカーボンホイールでやってはいけない、ブレーキのかけ方についてご紹介していきます。

フルカーボンのバトンホイール

ぼくが購入したフルカーボンのホイールは、東京のピストバイクショップDINERさんのカーボンバトンホイール。

3つのバトンが少しずれた場所に配置されることで、回転する際の遠心力を増やしてくれるホイールです。

大学生時代からかっちょいい新品のバトンホイールが欲しいなとずっと思っており、社会人になりようやく買うことができたカーボンバトンホイールです。

このホイールはフルカーボンだったので、それに合わせてブレーキシューもカーボン用のものに交換し、カーボンホイールの人生を歩み始めていました。

アンバランスがカッコ良い

カーボンホイールは予想通りカッコよく、回っている際の音も良い、止めている時の見た目も良い、そんな感じで大満足!
カーボンホイールを手に入れたぼくはウキウキでした。

そんなウキウキなときに、伊豆大島への3泊4日のチャリキャンを計画。
もちろん今回購入したバトンホイールを装着して行く予定です。

そもそも、3泊4日のキャンプにバトンホイールで行くっていうのが間違っていたんですが、そのときは、バトンホイールとパニアバックというアンバランスなのがカッコ良いというバカな考えだったので、そのせッティングで向かうことになりました。笑

伊豆大島まではフェリーで向かうので、とりあえず千葉から竹芝桟橋まで自走したんですが、チャリ的には何の問題もなし!

それよりも、やっぱ思った通りアンバランスな感じがとにかくカッコ良いし、やってよかったと思っていました。

人生が変わった伊豆大島のサイクリング

伊豆大島に到着後、バトンホイールを装着したピストで颯爽に漕ぎ始めようとしたら、ものすごい坂が出てきてしまったため、ほとんど手押し車状態。

ただ、坂があるということは下りがあるということで下りを楽しみに坂を登りました。

そして頂上に着き現れた坂は、今までのピストバイク生活では見たことがないほど長いものでした。
荷物積みまくっているのでスキッドもできないし、バック踏んでも止められるレベルではなかったので、とにかくブレーキを強く握り続けます。

5分も経たないうちに、ブレーキシューがめちゃくちゃけずれていること、なんだかブレーキの様子がおかしいことに気づき、路上に止まるために、フルブレーキング。

そのときでした。
「パン」という大きな音と共にフロントホイールの空気が抜けていきます。
すぐにホイールに何かあったことに気づきました。

熱に弱いカーボンホイール

ホイールを見て唖然としました…
カーボンリムがぐにゃっと変形…
もうパンク修理して直せる状態ではありませんでした…

それが伊豆大島1日目だったんですから、今思うととても最悪な旅の始まりだったわけです。笑

さて、カーボンリムがぐにゃっと変形した原因ですが、みなさんお分かりの通り、この2点が大きな原因です。

1:ブレーキをかけ続けていたこと
2:止まろうと思い、フルブレーキをかけてしまったこと

カーボンは熱に弱いため、ブレーキをかけ続けたため、すぐにでも変形しそうな状態になっており、フルブレーキングをしたことでとどめを刺した感じですね。

10万くらいするホイールがぶっ壊れることに対して、納得ができないぼくは、家に帰ってから色々とカーボンホイールのことを調べてみました!

すると、十三峠十三分切りさんというブログでカーボンホイールでブレーキをかけ続けたらいつぶっ壊れるかの調査した件がまとめられていました。

調査の結果はリンク先のブログで見てもらいたいのですが、結論、カーボンホイールはぶっ壊れるんだということがわかりました。
※動画だけこの記事にも載せておきますね。


「カーボンリム専用のブレーキシューなら大丈夫だろ」って思っていたんですが、そんなことなかったんですね…

とくにずっと続く坂道などは気をつけなければなりません。
みなさんも大事なカーボンホイールを壊さないためにも、これくらいの知識はつけておきましょうね…

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