皆さん最近テレビで取り上げられているチバニアンってご存じですか?
ぼくは詳しく説明ができないので、コトバンクさんから説明文を引用させてもらいます。
チバニアンとは
ラテン語で「千葉時代」を意味する単語。千葉県市原市の養老川沿いにある約77万年前の地層を指す。同地層は、約77万年前を境に、その前後で地球の磁場が逆になっていることが明確に読み取ることができ、地球の歴史を表す地質年代の区切りの目印とされ、地球の歴史を調べるうえで重要な地層として注目されている。国立極地研究所などの研究グループが国際学会では、この地層の「国際標準模式地」としての日本初の認定を目指しており、認定されれば「チバニアン」と名付けられる見込み。
引用:コトバンク
千葉時代という名が付けば良いなとは思うのですが、実はこの地層、日本だけではなくイタリアでも同じ地層が発見されていて、どちらの地層が国際的に認められるか争っているそうなんです。
千葉県民として、じっとして入られませんでしたし、実はうちの両親もチバニアンを見に行きたいと言っていたので、親孝行をかねて連れてってあげました。笑
ただ、チバニアンへの道のりは思ったよりも険しかった。。。
というのも、ネットで調べても全く情報がないんですよ。なので、該当地点近くの月崎駅までいってチバニアンの情報を代表して聞いてきたので、道のりを紹介させていただきたいと思います!
この地層がある場所は、観光地ではありません。なので、自分である程度の準備や心構えがないといけませんので、必要事項をまとめてみました。
・途中で怪我をしても自己責任
チバニアンまでの道のりは、全て整備されているわけではありません。川の近くを歩くので、滑って落ちたり、こけて服が汚れたりしても自己責任になります。それでも良いという方だけ行くようにしましょう。
・川の端を歩かなくてはいけないので、濡れても良い格好を
地層を見るためには、川の端を少し歩く必要があります。
歩いている際に、水が飛んできて服が濡れることもあるかもしれませんし、靴がビチョビチョになるかもしれませんので、長靴が必須です!
では、準備ができた人は早速チバニアンに向かいましょう!!
最寄りの駐車場は、田淵会館と呼ばれる公民館です。
写真の右側にある細い路地を上がっていきます。車1台が通れる幅なので、ビビらずささっと登りましょう!
ちなみに、ただの公民館なので大きな看板はありません。通り過ぎないように注意が必要です!
道を登り終わると、すぐそこには田淵会館に行くための二股分岐が出てきます。左側に行きましょう!右に行っても特に何もありません。笑
「地球磁場逆転期の地層」ってちゃんと書いてありますね!
ここでまちがいないっすね!
ここが田淵会館(無料駐車場)。ただの公民館ですね。笑
ただ、これの逆側には、チバニアンに関する情報がひっそりと用意されています。日本語だけではなく英語版も用意されており、国際的に情報を発信したいんだなということが感じられます。
そんな英語版の表記の上には日本以外で同じ地層が発見されている、イタリアの国旗が日の丸とともに羽ばたいていました。なんかオシャレ。。
さて、この先は車が通れないスポットになりますので徒歩で行きますよ〜!!
※ちなみにぼくたちは、ここで長靴が必要なことを初めて知りました。笑
チバニアンまでの道のりは楽しいハイキング
チバニアンまでの道のりは楽しいものです。まさに田舎のおばあちゃんちに来た感じ!
キレイな緑が広がった道を歩きます。
少し歩くと、標識が出てきます。
標識が出てきたあたりから、急な下り坂を下ることになります。小さな子どもや、お年寄りの方は注意が必要ですね。うちの両親は登るのにふぅふぅ行ってたんで結構きつい上り坂なんだと思います。
坂を下りると広場があります。そこまでくればあと少しです!
ちなみに、このあたりから、別の地層みたいなものを見ることができるので、チバニアンに近づいてきていることを実感できます。
チバニアンに行くには分岐を右折
広場をこえると、道が二股にわかれます。看板にもありますが、チバニアンに行くには分岐を右折します。
すると、土で作ったような適当な階段が出てきます。滑りやすいので、注意しながら下に降りていき、今度は川の端を歩いて行くんですが、ぼくらが行った日の前日は、大雨が降っていたこともあり、川の端を歩けそうもありません。
というか、下手すりゃ流されそうなくらいの勢いで川が流れています。笑
しかたがなく、帰るために引き返します。。
でも、、諦めたくない!
ここまで行ったのに諦めるわけには行かないので、先ほどの分岐を左に歩いていきます。緑のトンネルを進むと、また広場に行き着きます。
すると、右側にはしごが!!!
とりあえず何も考えず降りることにしました。このハシゴも危ないので、若い方限定ですね。笑
まずは、白尾凝灰岩層をみれます!
これは何かわからないんですが、ここでも、現在とは磁石が逆を向く時代ということが書いてあるので、もしかしたらこれもチバニアンの地層なのか!?
ようやくテレビで見ていた地層に到着!
きました。チバニアン!
よくテレビに出ていたところですね〜!まぁ、これを見たからとどうこうなるわけではないのですが、なんかロマンチックですね!
ちなみに、上の看板には、赤い部分が磁場が逆転していた時の地層で黄色が磁場ふらふらしていた時の時代。と書いてあります。ということは、やはり、このひとつ前の、白尾凝灰岩層部分が、古い地層を拝める部分だということですね!なんかすごい!感激!!!!
世界各国の教科書にチバニアンという日本の地域名が掲載されるというのは、日本人としてとても誇らしいことですよね!
国際的に登録されるには、やはり国民の後押しということも大事になると思いますので、是非皆さんも足を運んでみてくださいね!
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