こんにちは!えいじです。
ユナイテッド航空がオーバーブッキングの客を引きづり出した件がtwitterを中心に話題になってますね!
オーバーブッキングのユナイテッド航空機、乗客引きずり出しの一部始終
何も悪いことはしていないのに、動画と航空会社の言い分がぞっとする#ユナイテッド航空 #オーバーブッキング https://t.co/IjpsJe2Rag pic.twitter.com/iG6cyGnZMJ— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) 2017年4月11日
実際に引きずり出す動画も見たんですが、酷すぎますねこれ。
もう少し別の対応方法がなかったのかと疑問に思います。
さて、今回出て来たオーバーブッキングという言葉ですが、みなさんご存知ですか?
もしかしたら、みなさんが旅行に行く際にも同じことが起こるかもしれないので、今日はオーバーブッキングについてお話ししたいと思います。
オーバーブッキングとは名前の通り、ホテルや乗り物に収容できるキャパ以上に予約を受けてしまったことを言います。
そもそも、キャパ以上に予約を受けるなんて、予約システムがどうかしているんじゃないかと感じると思うんですが、実は正常な動作を行なってもオーバーブッキングをしてしまう仕組みになっているんです。
というのも、予約の時点でその日が満席・満室だったとしても、結構高い確率でドタキャンが発生します。
その際、馬鹿正直に実際の予約数だけで管理をしていると、ドタキャンが発生した際、発生した数だけ無駄な部屋や座席ができてしまうことになります。
そのため、予めドタキャンされることを想定し、キャパオーバーの予約をとっているわけです。
要するに、ドタキャンが出た穴にオーバーブッキングをしていた客をぶち込もうという考え方ですね。
「オーバーブッキング」って言葉はあまり耳にすることがないと思うんですが、実はみなさんの身近でも起きていることなんです。
飛行場にいる際、こんな言葉聞いたことないですか?
「一本遅い飛行機にしてくれたら1万円キャッシュバックしますよ〜
先着2名さまになるんで、お声がけください!」
これ、まさにオーバーブッキングです。
その便の席が埋まっているので、次の便に乗ったらお金返しますよ的なやつですね。
何にも特典がないのに、次の便に変えてくれる人はいないので、多少のキャッシュバックをして、興味をそそるわけです。
飛行場ではよく聞くオーバーブッキングのアナウンスですが、じつはホテルでも同じように部屋が足りないっていうことがあるらしいんです。
さすがに、野宿してくださいってわけではなくて、別のホテルを手配してくれるそうですが、宿泊施設のオーバーブッキングは怖いですね…
結局のところオーバーブッキングって、本来なら空いてしまう穴に、別のパーツがハマってラッキーって思うこともあれば、パーツが多すぎて今回は無理だから少しお金払って次に回そうっていう、企業中心の制度なわけですよ。
今回、ユナイテッド航空側としては、誰も要請に応じてくれなかったから、4人をコンピューター側に選定させたと言っていますが、まさにそこが企業中心。
要請に応じてくれなかったんじゃなくて、応じる価値がなかったから応じなかっただけなんです。
なのに、勝手に4人を選び、「はい。降りてね」って都合よすぎるでしょ!
そして、その中の一人だけは降りるのを拒否し、引きずり降ろされたわけです。
お医者さんで、どうしても帰らなくてはならないという理由まであるのにも関わらず、引きずり下ろすなんてひどい話ですよね。
結局は誰かが下りないと飛行機は飛べないので、誰かに降りてもらうというのは仕方ないことです。
ただ、その降りてもらう方には、しっかりとメリットを感じられるようにして、積極的に降りてもらえるような環境にしていってほしいですね。