「伊豆で河津桜が咲いているらしい」
そんな噂をテレビで聞きつけたぼくは、嫁に河津桜が咲いてることを報告した。
すると、案の定見たいとせがむ。
こうなればこっちのものだ。
伊豆は遠いいからと、千葉の鋸南町まで行くことにした。
目次
今回の目的地は千葉の佐久間ダムという桜の名所だそこまで車で行っても良いのだけど、ただ車で行って桜を見るだけだとつまらないから、花見サイクリングをすることにした。
スタートは駐車料がかからない、道の駅に設定。
今回のスタート地点は道の駅保田小学校という、古い小学校を道の駅に改造した場所で、ものすごく人気があるため、サブの駐車場の一番端の方に車を止め、保田小学校で飲み物などを買い、いざ出発!
道の駅保田小学校から佐久間ダムまでは、約8キロほどの道のり。
基本的にダムまでは地味な登りが続くんだけど、その手前にとても綺麗な河津桜が咲いており、おとぎ話に出て来そうな絵になる風景だった。
特に菜の花と桜のピンク色がコラボしていたのは本当に素敵だった。
この川沿いをずっと走っていきたいところだが、残念ながら2キロ少しで終わってしまうため、その後からは一般道をひたすら走る。
川沿いの道を抜け一般道を走ると、今度はひたすら登り…
急な坂ではないのだが、ジリジリと長い登りが続くのである。
個人的には、短くてきつい坂よりもジリジリと長い坂の方が嫌いだ。
うちの嫁を励ましつつ登っていると嫁が「ふきのとうがある」と声をかけてくれた。
ぼくがふきのとう好きなの知っているから、声をかけてくれたらしい。
こう言った心遣いはとても嬉しいし、なによりも春の山菜を道沿いで発見できるということが、自転車の楽しみ方そのものだなと思った。
上り坂を登り終えたところで、佐久間ダムへはきつい下り坂をおりないといけないことがわかった。
帰りは自転車を降りて押していたことはここだけの話にしておこう。
佐久間ダムに着いたらかなり多くの観光客。
それはそうだ、桜の名所だもの。
でも、個人的には先ほどの川の方が良いな…なんて思いながらぷらぷらと歩いているとおしゃれな看板が。
コーヒー・ランチ・おやつ?
佐久間ダムにはちっさい売店が1つと休憩所があるだけで、そんなカフェがあるような雰囲気はない。
本当にあるのかわからない看板を信じて、500メートルくらい歩いたところで、カフェらしき建物が見えてきた。
遠くから見た感じ、「カフェなの?」と一瞬疑ってしまうような建物だ。
近くに行くに連れてガラスの席や、メニューの看板などが見えていたのでカフェと認識できるようになった。
中に入ってみるとナチュラルなとてもおしゃれな空間が広がる。
建物は大きくはなく、マックス大人15人程度しか入れない広さで、ご夫婦2人で切り盛りされていた。
ぼくらは昼ごはんを食べておらずお腹ペコペコ。
カフェではあるが、自家焙煎のコーヒーと手作りのお菓子を売りにしているお店だったので、ご飯はないかと思ったのだが、ちゃんとご飯は用意されていた。
出てきたご飯はこちら。
卵焼きやひじき、春巻きが五穀米の上に乗った丼物だ!
お肉が一切使われておらず、女性には嬉しいしご飯。肉類が無いので、男性は物足りなさを感じてしまうかもしれないが、美味しいご飯だったので、近くによった際はぜひ食べてほしいと思う。
※日によってご飯物のメニューが違いそうな気がする。。。
今回はお昼ごはんに、食後の珈琲セットを注文したのだが、コーヒーは事前に挽いた粉を利用するのではなく、注文後にその場で豆を挽いて入れてくれる。
挽きたてのミルクコーヒーは最高に美味しかった。
ご飯から珈琲まで全て満足できるし、お店自体もゆっくりとした時間が流れておりとても満足ができる場所だった。
また、近くによった際は足を運んでみたいと思う。
保田小学校から佐久間ダムは約8キロ程度。
大した距離でもないので走るのは楽かと思ったけど、坂が多くピストバイクだとかなり厳しいところがあった。
だけど、桜はきれいだし、ふきのとうも見つけたし、春を感じる楽しいサイクリングだった。
また、来年足を運んでみたいなと思う。
住所:千葉県安房郡鋸南町大崩50